1983年生まれひつじのB。パンがなければ麺を食べます。


by rio325
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2008年 07月 08日 ( 1 )

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高校2年の時、私らのクラスの現代文を持たれてたT先生が、今日亡くなったと、職員室で聞いた。
癌だったと。




T先生はお母さんより少し上くらいの年齢の女の先生で、私が高2の時、うちの学校に来られて、現代文で、私は「退屈な授業する先生だなー」って最初反抗的だったと思う。

でも色々話してみて、すぐ仲良くなって(私は先生に懐いてって喋って喋って仲良くなるの好きだったから)、たくさん構ってもらった。

でも現代文はやっぱ、ちょっとできるからって授業中はよく寝てたし、自信満々で失礼で変な生徒だったなぁ私…(´Д`;)
ほんと、よく可愛がって下さったと思う。



卒業しても年賀状を下さったり、教育実習のときもたくさんお世話になったり、何かとずっと気にかけて下さってた。

教育実習でお会いしたのが、最後になっちゃったなあ…。
まさかこんなに早く亡くなるなんて。

実習生としてじゃなくて、そりゃ本採用になってれば一番だけど、せめて非常勤でも、教員として授業してるとこを見てもらいたかった。
高校の時の先生では、T先生に一番見せたかった。


もし今お会いしたら、

「現代文の授業って、難しいですね…!高校のとき、生意気いっぱい言ってごめんなさい。」

って開口一番言うと思う。

でももう会えないから伝えられない…。



高校のときの授業はほとんど覚えてないけど、T先生の授業で今でもなぜか覚えてるのが、宮沢賢治の『永訣の朝』。


「あめゆじゆとてちてけんじや」


そこを読まれるT先生の声を、なぜか今でもよく思い出す。

2年でやった単元の中で一番、T先生のイメージに合ってたからかもしれない。




『永訣の朝』は、奇しくも今年、2年でやるんだよ、今やってる評論が終わったら。

うまく授業できる自信はなかなかないけど、頑張る。

T先生に見せる気持ちで、頑張ろうと思う。




ああ、なんか…涙が出てくるなあ。

訃報を聞いたときは実感湧かないでただ驚いたけど、今、じわじわ悲しくなってきた。

教員になればいつかまたお会いできると心のどっかで思ってたけど、今、何を思ってももう何も伝えられないし、二度と会えない。

改めて「死ぬ」って残酷なことだと思う。



せめて、最期は安らかな気持ちでいらっしゃったんだといいな、と祈るだけ。

癌だったら、最後まで辛かっただろうけど…。
それでもせめて、最後の最後は、穏やかな気持ちで、と、祈らずにいられない。



「御冥福をお祈りします」って言葉は、なんか、他人事っぽくてあんまり好きじゃないから…T先生、お疲れ様でした。
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by rio325 | 2008-07-08 23:21 | 日記・ひとりごと